スプレロリン®の有効成分であるデスロレリン酢酸塩は、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)受容体作動薬(GnRHアゴニスト)として作用し、継続投与により下垂体のGnRH受容体のダウンレギュレートを引き起こす。これにより性腺刺激ホルモンの分泌が抑制され、精巣におけるテストステロンの産性能が低下し、雄犬及び雄猫の妊孕性が抑制される。また、テストステロンの低下により、雄猫に特徴的な尿マーキング等の行動の減少がみられる。

本品1インプラント中
デスロレリン酢酸塩 5.53mg(デスロレリンとして4.70mg)
犬:未去勢の性成熟した雄犬において、一時的な不妊の誘発。
猫:3か月齢以上の、未去勢の雄猫において、一時的な不妊の誘発および尿臭の抑制、
ならびに性衝動、発声、尿マーキング、攻撃性などの性行動の抑制。
犬及び猫の体重にかかわらず、1頭につき、デスロレリンとして4.7mg(1インプ ラント)を含むインプランターを付属のインジェクターに接続し、動物の肩甲骨 間の皮下にインプラント(本剤)を埋め込む。治療を継続する場合、雄犬では 6か月ごと、雄猫では12か月ごとに本剤を埋め込むこと。

本製品は、インプラントをセットしたインプランター2本と、インジェク ター1本を同梱している。インプランター2本を使用するまでインジェ クターを廃棄しないこと。
World Animal Veterinary Associate(WSAVA)のガイドライン” 2024 Guidelines for the Control of Reproduction in Dogs and Cats“において、スプレロリンを使用した犬および猫の去勢について紹介されています。
長さ12.5mm、太さ2.3mmの細長いインプラントです。
不妊の効果は、すぐに現れる訳ではありません。インプラントを投与して6週間後から得られます。
効果が現れるまで、不適切な交配が起きないよう、雌からは離しておいて下さい。
インプラントは体内で少しずつ分解されて消失するので、取り除く必要はありません。
痛みについては、まれに認められますが、ほとんどは一過性です。
スプレロリンは、20年以上に渡って、世界中で内科的去勢に使われてきましたが、重篤な副作用の報告はありません。投与部位については、投与後数週間の間は、軽度の赤みや腫れが生じる可能性がありますが、自然に回復することがほとんどです。
インプラントを投与して6週間後、ペットの精巣サイズが小さくなります(個体差があります)また、ごくまれにですが、インプラントが脱落することがあります。インプラントの効果が出ているか心配になった場合は、獣医師にご相談下さい。
外科的な去勢手術と同様に、インプラント投与後はペットの食欲増進や体重増加がみられることがあるので、適切な食事に変更する必要があります。どのような食事にすればよいかは、獣医師にご相談下さい。
