ビルバックジャパン研究開発・薬事部長木下 現が、Outstanding Leadership Awardを受賞!

2023/07/13 - corporate

ヘルスケア国際医療会議の中でも高く評価されているHealth 2.0 Conference Dubai Spring 2023において、
ビルバックジャパン研究開発・薬事部長木下 現が、Outstanding Leadership Awardを受賞しました。

Health 2.0 Conferenceとは

Health 2.0 Conferenceは国際医療会議の中でもヘルスケアのイベントとして高く評価されています。
幅広い専門分野の中から著名な専門家を結集することで、ヘルスケアの領域を再考することを考えています。
この会議では、ヘルスケアとウェルネスの分野における最新の発展にスポットライトを当てるとともに、
先進的な考えを持つ個人や企業間のネットワーキングやアイデアの交換を促進します。

Outstanding Leadership Awardとは

Health 2.0 Conferenceでは、目覚ましい貢献を通じて世界中のヘルスケア モデルにプラスの影響を与えた個人や組織を表彰しています。
医療システムの効率を高める製品やサービスを概念化しながら、
医療費の削減、医療アクセスと医療の質の向上において中心的な役割を果たした先見の明のある人々の取り組みを称賛し、
”Outstanding Leadership Award” を授与します。

Outstanding Leadership Award授賞理由

  • 動物医薬品業界で多くの革新的な新薬の開発実績とその背景にある独創的な手法
  • ヒトの医薬品開発と動物の医薬品開発とのコラボレーションの促進につながるビジネスモデルの提案と実践

これからもビルバックジャパンは、木下 現とともに、アニマルヘルスの発展向上のために前進していきます。

Health 2.0 Conference Dubai Spring 2023において、Outstanding Leadership Awardを受賞したビルバックジャパン研究開発・薬事部長木下 現

木下現 略歴

兵庫県芦屋市出身。平成4年日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)大学院獣医学研究科博士課程終了後、米国カリフォルニア州立大学デービス校獣医学部外科学教室のEugine M. Breznock教授に師事しResearch Associateとして心臓外科、肝臓外科の臨床と研究を行う。
同時にBreznock教授が監督するBiosurg研究所で、人工心臓弁、心臓補助装置、人工血液等、循環器医療の最先端の研究を行う。

その後、米国ニュージャージー州にあるメルク社Merck Reserach Laboratorisに転職し、帰国後はメルク社の日本法人である日本MSD株式会社で研究開発部マネージャーとして、世界初の犬用心不全治療薬エナカルド錠や様々な動物種に対するイベルメクチン製剤の開発を担当した(ヒト;ストロメクトール錠、犬;カルドメックプラスチュアブル、牛;アイボメック注、豚用;アイボメックプレミックス)。

MSDとサノフィーを親会社として動物用医薬品専業メーカーとして設立されたメリアル社の日本法人であるメリアルジャパン株式会社では、つくば研究所長、執行役員研究開発部長を歴任した。
この間、フロントラインプラス、ネクスガード、プレビコックス、ピュアバックス、ガストロガード、エプリネックスをはじめとする数々のヒット商品の国内開発を成功させると共に、フランス本社臨床開発部門のリーダーシップメンバーとしてDNAワクチンや遺伝子組み換えワクチンを含む革新的な動物用医薬品のグローバル開発をリードした。

一方で獣医療のイノベーションを促進する活動として、動物用がん治療薬の臨床開発を科学的かつ効率的に行うために、日本小動物がんセンターの小林哲也センター長や国内獣医大学で腫瘍を専門にする先生方と協力して獣医がん臨床研究グループ(JVCOG)を設立するとともに、農林水産省の補助事業として動物用医薬品承認申請の規制緩和やDNAワクチンの国内ガイドラインの作成に参加した。

2012年には、Merial Chairmans Awardを受賞した。2017年にメリアル社の合併に伴いベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン株式会社に転籍し、執行役員臨床開発部長そしてドイツ本社の一般薬臨床開発部門のリーダーシップメンバーとして、国内外の新規動物用医薬品開発に貢献した。

2019年に現職である株式会社ビルバックジャパンに転職し、研究開発・薬事部長として、国内における動物用医薬品の開発と薬事業務を総括する。さらに、日本の医学系大学、医薬ベンチャー企業等とのコラボレーションにより日本の技術を世界展開する業務を担当する。

社外活動としては、獣医疫学会発足時幹事(1997年)、日本獣医学会評議員(2002-現在)、日本獣医循環器学会理事(2010-現在、副理事長2017年-現在)、日本動物医薬品協会理事(2020-現在)を歴任している。